降圧効果のある食材

血圧を上げる要因の食べ物を徹底排除し、降圧作用のある食材を積極的に摂る

高血圧を改善するにあたり食事のウェイトは非常に大きいのですが、降圧効果のある食習慣がとても重要です。

血栓を溶かすナットウキナーゼの効能

血圧が高い人が注意する食品

血栓を溶かす作用は納豆の酵素が特に強力

日本人なら誰もが知っているその優れた健康効果で、多くの人に愛されている納豆。実は、納豆には血圧を下げる効果があるのです。高血圧の人が毎月、納豆を1~2パック食べ続けると、薬が不要になったとい、報告もあります。

その効果は、納豆に含まれている「ナットウキナーゼ」という成分の働きであると考えられています。ナットウキナーゼは納豆のネバネバに含まれている酵素です。この酵素は、血液が固まるのを防ぎ、血栓(血の塊)を溶かす作用が強力なのです。もともとは納豆のたんばく質を分解する酵素に注目が寄せられました。

納豆の粘りが、人間の血液の粘りによく似ていたのです。大豆のたんばく質を分解して溶かす納豆なら、同じくたんばく質でできている血栓を溶かせるかもしれないと、そのとき考えました。早速、人工的に作った血栓に納豆を乗せておいたところ、18時問後には、完全に血栓が溶解したのです。そして、この納豆の酵素をナットウキナーゼと命名しました。

れまでに200種類以上の血血栓溶解酵素を調べてきましたが、納豆の酵素ほど、血栓溶解作用の強いものはありません。血液の中には、止血したり、傷ついた血管を修復したりするフィブリンという物質があります。フィブリンは、ゼリーのようにドロドロしていて、血液を凝固させるため、血栓が作られる際に、重要な役割をします。

通常、体の中では、自然にフィプリンを溶かす作用が働くのですが、老化などによって、その機能が衰えると、フィプリンが溶解されず、血管が詰まりやすくなります。ナットイウキナーゼは、このフィブリンを溶かしてくれるのです。

作用時間が長時間であることが最大のメリット

また、ナットウキナーゼは、溶かす作用だけでなく、持続力も大変優れています。心筋梗塞の治療に使われる注射薬の場合、血栓溶解に働く時間は4~20分程度です。一方、ナットウキナーゼの場合、8~12時間と圧倒的に長いことが確認されています。 代表的な血栓溶解剤に、ウロキナーゼという薬があり、ナットウキナーゼはウロキナーゼに似た働きをします。

しかも、納豆100g中のナットウキナーゼには、ウロキナーゼ約16万円分に匹敵する働きがあるのです。血栓が溶けて血液がサラサラになれば、全身の血行がよくなるので、高血圧に効果が期待できるのはいうまでもありません。 また、悪玉コレステロールの酸化は、高血圧を招く一因ですが、納豆はこれを防ぐ働きもします。 ただし、ナットウキナーゼは、ほかの酵素と同様に、熱に弱いので、熱を加えると、体内に入る前にその効力を失ってしまいます。

効果的に摂取するには、納豆を加熱せずに食べましょう。そのほか、強力な抗酸化物質が、納豆100gの中に約20mgも入っており、優れた抗酸化件用を発揮します。

また、骨が弱くなる骨粗鬆症の予防に効果的とされる、ビタミンK2も多く含まれています。納豆に含まれる食物繊維やレシチンは、糖尿病や便秘を改善し、コリンは記憶力を高め、脳の働きを活性化してくれます。それ以外にも、いい尽くせないほど、すばらしい薬効の宝庫である納豆を、毎日の食生活に取り入れてください。納豆が苦手な人や手軽にナットウキナーゼをとりたい人は、市販のサプリメントでもいいでしょう。

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