降圧効果のある食材

血圧を上げる要因の食べ物を徹底排除し、降圧作用のある食材を積極的に摂る

高血圧を改善するにあたり食事のウェイトは非常に大きいのですが、降圧効果のある食習慣がとても重要です。

血圧を下げるための降圧食「減塩にはそばより牛丼」

血圧が高い人が注意する食品

そばやうどんなどは夕食がおすすめ

一般に血圧の常識と思われていることでも、実際は問違っている情報が数多くあります。ここでは、血圧を下げるために「役立つ食事」を中心に、どんな常識が誤りで、何が正しいのを紹介します。

血圧を下げるためには減塩が必要です。この常識に間違いはありません。1日の塩分摂取量は、理想的には6g。しかし、それを実現するのはなかなか難しいかもしれません。 しかし、少しでも6gを目指して塩分をへらそうとするとき、まずポイントになるのはほんとうに塩分の多い食事を避けることです。

サラリーマンなどは、昼や夜に外食が多くなりますから、特に外食の塩分量に注意しなければなりません。 「うどんンやそばは、低カロリーなので健康にいい」と思っている人が多いかもしれません。 しかし、うどんは製造過程で塩を使っています。つゆにもしょうゆを使っている、キツネうどんであれば、油揚げを煮るときにしょうゆがたっぷり使われているのです。そばは、麺はいいのですがそれにしてもやはりつゆには塩分が多く含まれています。

代表的な外食(11人前)に含まれる塩分を調べると、八宝菜定食7.6g、マーボー豆腐定食6.3 g、月見そば6 g、ショウガ焼き定食5.8g、キツネうどん5.4g、焼きソバ4.5 g 、ラーメン4.5 g 、カツ井4.3 gとなっています。うどんやそば以外では、中華料理の定食は塩分がかなり多いことがわかります。

一方、意外に含まれている塩分が少ないメニューもあります。ピザ1.2 g 、ハンバーガー4 g 、餃子1.5 g、グラタン2.0 g、牛井4g、チャーハン2.6 g、カレーライス2.7 gなどです。

ですから高血圧の減塩には、そばより牛井がいいということもいえるのです。最近、「常に減塩したほうがいい」という常識が根底からひっくり返るような研究データが発表されました。夕食にとった塩分は、尿として排出されやすいのです。逆に、朝、昼の塩分は蓄積されやすいとされています。 つまり、朝や昼には極力塩分を控え、夜は、多少なら塩分のきいた食事を楽しんでもいいといえるでしょう。

そばやうどん ショウガ焼き定食を食べたいなら、夕食にとったほうがいいということになります。よく生活習慣病では、欧米風の食生活が悪いといわれ、和食が推奨されます。しかし、和食は塩分の多い食品が多いので、高血圧には必ずしもいいとはいえません。

たくあん、タラコ、佃煮、塩辛、塩サケ、干物などの塩分の多い和食は、血圧が下がるまでは我慢したほうがいいでしょう。塩分の多いみそやしょうゆも、注意が必要です。みそ汁には、一般的に1杯1.2 gの塩分が含まれています。これを半分にへらすことを目標とします。 減塩みその活用も当然ですがお勧めしたいのが、みそ汁の具をふやすことです。

具をふやすことで、塩分の薄い料理の物足りなさをカバーできます。特に、旬の野菜や、降圧効果のあるイモ類、キノコ類、豆類はお勧めです。

そのほか、みそ汁には定番のワカメや豆腐、タマネギやニンジン、モヤシなどもたっぷり入れるといいでしょう。しょうゆも減塩しょうゆがお勧めですが、味気がなくなってつまらない場合は、しょうゆを作る際にこだわった昆布などを使っているものなどは味がおく物足りなさを感じません。

必要以上の水分は高血圧の人にはとても危険

ところで、血液をサラサラにするために、水をたくさん飲むという健康法を実践している人も多いのではないでしょうか?しかし、高血圧の人にとって、これほど危険な、誤った常識はありません。水を飲みすぎると、体は水ぶくれのような状態になります。体内に水分が多すぎると、腎臓から余計な水分を体外に排出しなければなりません。このため、血液量がふえ、血圧が上がります。同時に腎臓にも大きな負担がかかります。

夏の外出時やスポーツなどで汗をかいて、のどが渇いたときには水分補給をする必要があります。しかし、高血圧の人が、体が要求する以上の水分をとる必要はないのです。

また、買い物をするとき、それぞれの食品の食品成分表の「ナトリウム」の項目をチェックする習慣をつけることも大切です。ナトリウム量の約2.5倍が、その食品の塩分量になります。

例えば、インスタントラーメンのナトリウム量を2gとします。これを食塩量に換算すると、2g×2.5g=5gとなります1日の塩分摂取量に近いことがわかります。

食品成分表でナトリウム量をチェックすれば、その食品を食べてもよいかどうかを決める有力な目安となるはずです。今回帝介した情報を参考に、ぜひ正しい知識に基づいた減塩を心がけてください。

酢は、降圧剤に匹敵するほど血圧を下げる効果大です。黒酢で健康パワーアップ

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