降圧効果のある食材

血圧を上げる要因の食べ物を徹底排除し、降圧作用のある食材を積極的に摂る

高血圧を改善するにあたり食事のウェイトは非常に大きいのですが、降圧効果のある食習慣がとても重要です。

血圧を下げるための降圧食「たまねぎで血管をしなやかに」

血圧が高い人が注意する食品

血管の内側は活性酸素の害を最初に受ける

血圧が高い状態が続くと、血管は厚くなって弾力を失い、動脈硬化の原因になります。動脈硬化になるとき、最初にダメージを受けるのが、血管の最も内側にある血管内皮細胞です。

血管内皮細胞は、、たった1層の薄い層ですが、全身の血管内皮細胞を集めるとテニスコート6面分、1列につなげると10万血にもなる、かなり大きな臓器です。

血管内皮細胞からは、さまざまな生理活性物質が分泌されており、血管の状態をコントロールしています。その重要な物質エヌオーの1つが、NO(一酸化窒素)です。

NOは、血管を拡張する物質です。 血管の中をスムーズに血液が流れていると、血管内皮細胞からNOが産生されます。そして、血管を拡張し、血流を改善して血圧を下げます。ところが、血液中に大量の活性酸素が発生すると、このNOにくつつきます。すると、NOの作用がおさえられ、血管が収縮したままになってしまうのです。

この活性酸素による障害を酸化ストレスといいます。血中の活性酸素は、食事をして血糖が上がったときや、血圧が高いとき、コレステロールが血中にふえたときなどに大量に発生します。血管内皮細胞は血管のいちばん内側にあるので、活性酸素の攻撃を最初に受けてしまうのです。さらに悪いことに、活性酸素がNOと結合すると、超悪玉のペルオキシナイトライトという物質に変わります。これには強い毒性があり、血管内皮細胞を傷つけて動脈硬化を加速的に促進させるのです。ただし、健康な人なら、こうした悪玉物質ができても、血流とともに流れ去っていきます。

問題は、高血圧や高血糖の人です。こういう人は常に血管内に活件酸素が発生して、血管内皮機能が障害されています。例えば、高血圧の人は、血圧が上がると活性酸素がふえて、NOがへり、血管が収縮します。すると血圧が上がってさらに活性酸素が発生するという悪循環に陥ります。

こうなるとどんどん動脈硬化が進み、やがて脳の血管が詰まる脳梗塞や、心臓の血管が詰まる心筋梗塞などの、怖い病気を引き起こしてしまいます。 この状態を改善するには、血管の酸化ストレスをおさえることです。そこで注目されるのが、タマネギなどに多く含まれる抗酸化物質です

高血圧・高血糖の人は若返り効果が高い

抗酸化物質としては、ポリフェノールやカロチノイド、ビタミンC・Eなどが知られています。注目したいのは、タマネギに多ぐ含まれるケルセチンでした。

ケルセチンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持っています。このケルセチンをとることで、食後の血管の内皮機能がどの程度改善するかがポイントです。 タマネギエキスから継続的にとって血管内の酸化ストレスをへらすと、血管内皮機能は元のような状態に回復します。

これは薬と同じくらいの効果で、血管年齢に換算すると、10~20歳若返ったことになります。健康な人でも、これだけ血管内皮機能が改善したのですから、高血圧や高血糖で血管内皮機能が障害されている人なら、さらに改善する可能性があります。ただし、調理法によってケルセチンの量は変動します。

ケルセチンは水に溶ける性質があるので、タマネギを切った後に水にさらさないようにしたほうがいいでしょう。スープや味噌汁にいれた場合は残さずに汁も飲みます。

一方、ケルセチンは熱に強いので、タマネギを炒めたり、焼いたり、揚げたりするのはお勧めです。 油で妙めると、ケルセチンが5%程度ふえるそうです。動脈硬化は、血管内皮機能の低下から始まりますが、最初に動脈硬化が改善するのも血管内皮機能からです。タマネギを毎日のおかずの中に上手に取り入れることで、血管内皮機能が改善すれば、高血圧や動脈硬化の改善にも役立ちます。

また、最近は、アンチエイジングという言葉をよく耳にしますが、デトックスに欠かせないのが「たまねぎ」です。

そういった場合には「たまねぎ」をとにかく食べることです。

最強の解毒食材(たまねぎ)のページに目を通していただくとよくわかると思います。

濃縮たまねぎの口コミ、使用感、効能・効果一覧は、濃縮たまねぎを実際に使われた方の体験談です。血糖値、血圧、中性脂肪値などを改善されている方々です。たまねぎパワーは現代人に欠かせない食材です。

ページの先頭へ