日本の伝統食材「梅」の脳梗塞の後遺症の効果と感想。

脳梗塞による左半身麻痺の後遺症が梅ジュースで改善

頭の圧迫感も消失、脳梗塞の症状が消失し、脳にも全く異常なし!

今から30年前、45歳のときのことです。私は、学会に出席するために高速道路を走行中、意識を失ってガードレールにぶつかるという事政を起こしてしまいました。車はペシャンコにつぶれ、私は車の中でで意識を失ったままでした。

気がついたのは、母校の大学病院の病室でした。私は3日ほど昏睡状態だったそうです。頭を強く打っていたので、CTを撮ったところ、脳の動脈に閉塞(梗塞)の跡が見つかりました。

主治医の話では、これは事故によるものではなく、その前に軽い脳梗塞を起こした痕跡だそうです。そういわれてみれば、事故の数ヶ月前から左半身にしびれがあり、頭にきつい帽子をかぶっているような圧迫感がありました。私は、まさかそれが脳梗塞によるものとは、思いもしませんでした。

幸い事故による外傷はなく、検査の結果も特に問題はありませんでした。しかし、脳梗塞の症状は残りました。左半身がしびれてろれつが回らなくなり、よく口の中をかみました。左足がむくんで太くなり、帽子をかぶったような圧迫感も残ったままだったのです。

私は勤務していた大学を1ヶ月ほど休んでリハビリに励むかたわら、再発防止のために生活習慣を見直すことにしました。

脳梗塞は血管の病気ですから、血液をキレイにして血管を詰まらせないことがいちばんです。まず、1年問の断酒を決意しました。アルコールは血液中の中性脂肪をふやし、血管を詰まりやすくするからです。

ちなみにお酒は2週間禁酒するだけでも効果大だと聞きました。
2週間の禁酒が脂肪値を半分に | 血管はもっと若返る

食事も、脂っこい料理や糖質の多いものを控え、野菜や青魚を積極的に食べました。

血液をサラサラにするために、もう1つ、意識したことがあります。それは、梅を習慣的にとるようにしたことです。

具体的にいうと、夏を中心に、手作りの梅ジュースを飲むようにしました。さらに、梅酢がハチミツとブレンドされたもの(商品名梅酢バーモント)も水で割って飲みました。

このように、梅ジュースや梅酢を毎日とり続けたところ、左半身のしびれやむくみ、頭の圧迫感などの症状は1年もたたないうちになくなりました。

脳の検査でも、主治医から「ほぼ大丈夫」といわれました。その10年後、勤務する大学の附属病院にMRIが導入された際に、詳しい検査を受けたところ、脳には全く異常なしというお墓付きをもらいました。

アレルギー体質にも効果を発揮

青梅には、ムメフラールやクエン酸といった優れた成分が含まれています。

ムメフラールは、青梅の汁を煮詰めた梅肉エキスから見つかった成分です。これには、血液の凝固をおさえて血流をよくしたり、血管を柔軟にしたりする作用があります。

梅の酸っぱさのもとであるクエン酸も、血中の過酸化脂質をへらしたり、血管にこびりついた過酸化脂質を取り除いたりして、血液の流れをよくしてくれます。

  • さらにクエン酸は、「クエン酸サイクル」を動かす原動力になります。クエン酸サイクルとは、食べ物からとり入れた栄養素を、エネルギーに変えるシステムのことです。

    クエン酸が不足すると、このシステムがうまく機能せず、栄養素がじゅうぶんにエネルギーに変換されなくなつてしまいます。すると、使われなかった栄養素が中性脂肪に変わり、血液を汚したり、内臓などに蓄積したりして、脂肪肝や脂質代謝異常症、肥満などを招きます。また、エネルギーがじゅうぶん作られないと、疲労物質がたまって疲れやすくなります。

    この疲労回復に効果絶大なのが梅ジュースです。私は毎年6月になると、和歌山県の南高梅を使って、大量に梅ジュースを作ります。これを水で割ると、清涼感と適度な甘みがあって、家族にも大好評。だれも夏パテをしません。

    梅ジュースには梅のミネラルも溶け込んでおり、脳梗塞の予防や疲労回復だけでなく、アレルギー体質の改善にも有効です。ただし、梅ジュースは糖分が多いので、糖尿病の人は控えたほうがいいでしょう。

    脳梗塞が発見されてから30年。今も梅ジュースや梅酢バーモントをとっていますが、あれから、私は一度も脳梗塞を起こしていません。それどころか、75歳になる現在も、日本全国を飛び回り、1時間半に及ぶ講演をこなすほど元気です。

    よい生活習慣は、自分で作るものです。それが、結果的に自分の健康に結びつくのです。

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