降圧作用のあるCD 心身の緊張を和らげストレス解消
交感神経優位→副交感神経優位にしてリラックスモードに切り替え血圧を下げる方法です。
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聴覚の回路を通じてリラックス効果
ある聴覚改善プログラムによって、医師である私自身が聴覚の著しい変化を体験しました。それは、フランスのアルフレッド・トマティス博士(1920年~2001年)の聴覚理論によるものでした。もともと音楽を楽しむタイプではかなったのですが、聴覚改善プログラムを体験した日、タクシーの中でたまたま流れてきた、ピアノ曲の美しい調べと響きに深く感動するという初めての体験をしました。
どこかで聴いたことがあるその曲は、紛れもなくモーツァルトのピアノ曲でした。音楽を聴いて心の奥底で感動する、そんな体験は、私の人生で初めてのことだったのです。そして、同時に気づきました。私にこのような変化が生まれたのは、トマティス理論の聴覚改善プログラムによって、「音楽を聴く耳」が開いたのだと。
そこで、私はフランスに飛んで、聴覚改善の理論とプログラムを開発したトマティス博士に面会しました。博士の聴覚改善理論とプログラムを学び、日本で広める活動をすることになったのです。トマティス博士は、耳鼻咽喉科の専門医でした。しかも無類の音楽好きで、特にモーツァルトの音楽については、偏愛と感じさせるほど惚れ込んでいました。 博士は、聴覚改善の治療を通して、聴覚が言語や発声、心身の状態などと密接な問係があることを発見。モーツァルトの音 楽を使った、聴覚改善ブログラムを考案した最初の人なのです。
また、モーツァルトの音楽に、聴覚の神経回路を介して、心身の状態を健康な状態にチューニングする効果があることを、最初に実践して示した人でもあるのです。 トマティス博士にお目にかかってから、医者である私は、聴覚のしくみを知ることは、病気を改善する手がかりになると確信しました。
怒りの感情を鎮める
聴覚は、神経を介して脳や全身の細胞につながっています。そのため、音楽や音響、リズムなどが、人の心と体にさまざまな影響を及ぼすのです。
音を聴き取る部分は、耳の奥内耳です。ここには、前庭という、体の平衡感覚を司る部分と、音程を聴き分ける蝸牛があります。 そして、特に低い音のリズム、ドスンとかドーンという響きは、前庭を激しく刺激して、神経から体に大きな刺激として伝わります。
例えば、ディスコミュージックでよく使われる、メカニカルなドンドンという音を、大音量で長時問聴いていると、その刺激は体をひどく疲れさせます。その結果、交感神経を刺激して鼓動を加速させ、血圧は危険なレベルまで上昇するでしょう。聴覚が受ける刺激は、よくも悪くも心身に大きな影響を及ぼします。クラシック音楽を聴くという行為は、ある一定の時間、意識(耳)を音楽に集中するという状態を作ります。これは、瞑想をする行為と似ています。
瞑想は、意図的に意識を呼吸などに集中します。それは心身をリラックスさせ、末梢血管を拡げて血行を良好にし、血圧を下げるのに役立つのです。さらに、ストレスやトラブルの不安を解消し、怒りの感情を鎮め、イライラした気分を安定させます。瞑想によって得られるこれらの効果が、クラシック音楽を聴くことで待られるのは、間違いありません。
さて、トマティス博士が、クラシック音楽の中でも、バッハやベートーベンではなく、モーツァルトを心身の関係から格別に重要視するのは、それなりの理由があります。
高血圧を改善するうえで、モーツァルトの音楽が役立つのは、聴覚の神経を通じて心身の緊張を和らげ、ストレスを解消する点において、非常に高い効果があるからです。ただし、モーツァルトの音楽でも、速いテンポの曲の場合、緊張を解放すると同時に、心拍数を上げる作用があります。ゆったりしたテンポの曲と少しアップテンポの曲を使うといいでしょう。心身の健康には、媛急の刺激も必要だからです。