履くだけで膀胱を支える骨盤底筋強化に役立つ「新型ショーツ」

特殊素材が骨盤底筋の働きをサポート

尿に関する悩みの中で特に多いのが、女性の尿もれです。日本排尿機能学会の調査によると、40歳以上の女性の約4% の人に、尿もれがあるといわれています。女性の尿もれは、出産や肥満、老化、運動不足、慢性の便秘などによって、骨盤底筋 や骨盤の底にある靱帯が良くなってしまうことで起こります。
尿もれに対しては、現在では薬や手術などの治療法が発達・普及してきています。また、骨盤底筋を引き締める体操や電気・磁気による刺激療法も盛んに行われるようになっています。
こうした治療と合わせてすすめているのが、「新型ショーツ」です。このショーツの大きな特徴は、従来の尿もれ対策ショーツのように尿を吸収するだけではなく、尿もれ自体を予防できる点です。
これは、新型ショーツの生地や構造に独特の工夫が施されているからです。 例えば、特殊な伸縮素材を使ったフンドシ状のネットが内側に配置され、緩んだ骨盤底筋を上に持ち上げるような構造になっています。これにより、はくだけで尿もれを予防することができるのです。
尿もれは、せきやクシャミなどでおなかに力がかかったときに起こる腹圧性尿失禁と、急に激しい尿意をもよおす切迫性尿失禁がほとんどです。
腹圧性尿失禁は膀胱が下がって尿道が開くことで起こります。また、切迫性尿失禁は膀胱が下がり気味の人に多い症状です。
新型ショーツは、フンドシ状のネットで膀胱が下がるのを食い止めるため、どちらのタイプの尿もれも防ぐことができます。
しかも、はくだけで骨盤底筋の働きをサポートし、強めるのに役立ちます。このネットの素材には、遠赤外線作用のあるチタンやゲルマニウムなどの金属が練りこまれているので、下腹部の保温作用もあります。
尿吸収パッドには、消臭・抗菌作用があり、肌にも優♭い成分を配合した100%天然素材の線を使っています。そのため、長時問使用しても、むれ・かぶれ・かゆみなどが起こりません。しかも、仮に尿もれをしても、30mlまでならしっかりと吸収します。
さらに、デザイン性も重視しています。一見、尿もれ用ショーツには見えないので、外出や旅行などでもおしゃれ感覚ではくことができます。この新型ショーツを尿もれに悩む方にはいてもらったところ、1ヶ月の使用で、尿もれの回数が3~8割減っていました。
このショーツをはけば、尿もれを気にせずに行動でき、QOLが高まることが期待できます。ただし、尿もれは一度改善しても、ストレスや疲労、体の冷えなどで再発しやすいものです。ふだんの生活習慣も見直すようにしましょう。

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