現代社会はストレスがキツイ

心の癒やしがとても大切

脳を改善することでストレスは感じなくなる

ストレスを全く感じないこともNG

ストレスは必要

心身に感じる不快感を、まとめてストレスと呼びます。人はストレスをまったく感じないまま生活することはできません。

ストレスは大きく分類して2種類のストレスがあります。

ひとつは、肉体的ストレス。「痛い」「暑い」「寒い」など、体で感じるいやなことが、これにあたります。肉体的ストレスは、まったく感じないと困ってしまうストレスです。たとえば「痛い」と感じるから、病院に行って病気を早く治療できます。さらに痛みを感じたくない気持ちから、ケガや病気をしないように、ふだんから気をつけることができるのです。

もうひとつは、精神的ストレス。対人関係のもつれや生活の不安、怒りなどから受ける不快感です。私たちが悩み、苦しみ、消したいと思うのは、この精神的ストレスのことを指します。

いいことも悪いことも感じているのは心である脳

精神的なストレスは、心で感じるものだと思っている人がほとんどではないでしょうか。では、心というのは、いったいどこでしょう?

つらい、悲しい、イライラするなど、ネガティブな感情というのは、実は脳が感じていることなのです。それとは正反対の、舞い上がったりやる気になったりするポジティブな気持ちも、脳がつくり出しています。どちらの脳の働きも、人生には欠かせません。生きている以上、恋をして浮かれたり、反省したり、悲しくて泣いたりしながら過ごすほうが、平坦な毎日よりも楽しく充実したものになるのですから。

脳のバランスの崩れを修正することも脳が行う

この脳の働きのバランスが、どちらか一方でも崩れると精神的なストレスが発生します。かなりひどくなるとパニック障害やうつ、依存症などの心の病気や、すぐにキレる、不安でたまらなくなるといった、生活に支障が出る性格になってしまうのです。

この脳の動きイコール心の動きを調整し、バランスよく整えるのも、脳の仕事です。

その、バランスを整える役目をしているのが、セロトニン神経から分泌される、幸せ脳内物質セロトニンです。

セロトニン不足が解消されればストレスはなくなる

ストレスの原因を、ゼロにすることはほとんどが不可能です。たとえば、仕事の忙しさがストレスになる場合、自分ひとりの努力ではどうすることもできません。身近に仲の悪い人がいる場合も、なかなか思い通りに、遠ざかることは困難です。当然、ストレスを受け続けることになります。

ところが、幸せ脳内物質セロトニンが分泌されると、受けたストレスをそのまま流すことができます。

セロトニンを分泌することで、いやなことがあってもすぐに忘れられる、ムカっとすることがあっても落ち着いていられる、必要以上に人を妬まない…そんな冷静なな心が手に入るのです

遺伝的な問題がなければ、セロトニン神経は、誰にでも生まれたときから働いています。

ところが、成長するにつれ、ひとりひとり、脳内にあるセロトニンのレベルに差が出てきます。同じストレスのある境遇に陥っても、気にせずに過ごすことができる人もいれば、落ち込んでうつになってしまう人もいます。あるいは、急にキレてかんしゃくを起こす人もいます。

個性と言ってし事つことが多いのですが、これはセロトニンの量に関係していることなのです。

現代人はセロトニンが不足している

幸せ物質「セロトニン」を増やすにはどうしたらいいか?

セロトニン神経は鍛えることができる神経で、強くなればなるほど、セロトニンの分泌量が増えます。だから、それぞれの人が成長していく過程で、鍛えられ方に差が出てくるのです。当然、鍛えられた人はセロトニンが足りた状態ですからストレスに強くなり、逆に弱まっている人ほどストレスに弱くなってしまいます。とはいえ、現代の日本人にはセロトニン不足の人が非常に多いのが現実です。うつ患者やキレやすい若者の増加、食べものやギャンブル、恋愛や買いものに対する依存症などに悩む人が急増していることから、容易に推測できます。

不規則な生活や希薄な対人関係、仕事の多忙さなど、ストレスの原因があちこちにある生活のなかで、みな、脳の機能が暴走しているのです。そして、制御がきかないために、バランスが崩れてしまっているのだと言えます。

それなのに、バランスを整えるはずのセロトニンも足りていないからこそ、さまざまな弊害を抱えてしまっているのです。まずはセロトニンを増やすことが必要です。

セロトニンは簡単に増やせる

現代の私たちの暮らしはとても豊かで便利になりました。家電や交通機関の発達で体を動かす機会が減り、生活の多様化で昼夜逆転の生活も可能です。インターネットの台頭で、どこにいても欲しいものが手に入ります。しかし、一見、便利で自由を謳歌しているようなこれらの生活が、セロトニン不足を招き、かえってストレスを増やしてしまう結果になっているのです。

でも、安心してください。セロトニンを増やすことは、案外、簡単です。太陽とともに起き、夜は早く眠る、食事をきちんととる、イライラしたら深呼吸する。そんな当たり前の暮らしをするだけで、セロトニンはどんどん増えていきます。

いま、セロトニンが足りていない人も大丈夫! セロトニン神経を鍛え、セロトニンを増やすことに遅すぎることはありません。毎日、鬱々としている人も、これから始めるトレーニングで、すぐにハッピーになれます。

セロトニンを増やすだけでこんないいことが!

セロトニンを増やすと、どんないいことがあるのでしょうか。幸せ脳内物質というのですから、心が変わります。冒頭に述べたように、ストレスを受け流すことができるようになり、いままで思い悩んでいたことがちっぽけに感じるようになります。

物欲が激しすぎて、つい買いもの依存症になってしまった人も、落ち着きが出てきます。無駄づかいが減るという効果もあるでしょう。

現在、それなりにハッピーに暮らしているという人は、もっとハッピーになります。生活を正すこともトレーニングの一環ですから、心も休も健康になれます。変わるのは心だけではありません。外見も変わります。

内面が外見にあらわれる」という言葉はよく聞きます。セロトニンが分泌されるとその効果は見た目にもあらわれます。背筋がピンと伸び、肌や声にも張りが出て、若々しい印象になるのです。

セロトニンを増やせば、いいことばかりです。

このサイトでセロトニンを増やす方法は簡単なものばかりですが、できるこ とからでかまいません。すぐに始めて、ストレス知らずのハッピーな毎日を過ごし ましょう

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