窓辺に椅子を設置しておく

脳が目覚めるための環境づくり

早起きして脳をしっかり目覚めさせる

起床したらすぐに脳に光を届ける

脳を起こすために太陽光が必要

早起きしても部屋の中央で過ごしていては、脳が目覚めたことにはなっていません。朝起きると、トイレに行って、テレビをつけて、朝食の仕度をして、洗面所に行ってからテーブルで朝食をとって、着替えて家を出る。こんな朝の生活動線の方がほとんどでしょう。

ここで注意していただきたいのは、早く起きているのに、家を出るときになってようやく脳に光が届いているということです。

この時点で起床から1時間ぐらいは経過していると思います。このまま仕事に向かうと、脳は1 時間遅れでスタートしているので、仕事に取り掛かってからエンジンがかかってくるまでにしばらくかかり、お昼前ぐらいにはかどり始めたら昼休みになるという、ちょっともったいないリズムになってしまいます。

メラトニンの分泌が止まる光の強さは、1000~2500ルクス以上です。一般のご家庭は、テーブルの位置でだいたい500ルクス程度の明るさです。メラトニンを止めて脳を目覚めさせるには光が弱い。そこで、ほんの少し歩いて窓から1メートル以内の場所に行ってみてください。

すると、光の強さは3000ルクス程度、さらに外を見ると5000ルクス、外に出ると1万ルクス以上と急に強くなります。

毎日の生活の中では、わざわざ脳を目覚めさせようなんてことは考えませんので、あわただしい朝の生活の中で、自然に光が脳に届けられる仕組みをつくることが必要です。

例えば、新聞を毎朝読む方は、椅子を窓から1メートル以内のところに置いておき、そこで読んでみてはいかがでしょう。

窓際の椅子に座ってテレビを観たり、メールチェックなどをしても良いと思います。窓の結露を拭いたり、換気をすれば自然に窓際に行けます。

毎朝L ていることをあらためて振り返ってみて、その行動の中で窓際でもできることを探L、その行為を窓際でするように変えてみるといいでしょう。

以前、寝室の窓が足側にあり、朝日覚めたらなんとか体を起こしてカーテンを開けて、足側を頭にして二度寝するという方がいらっしやいましたが、これも良い方法だと思います。とにかく、今の生活でできる範囲で、起床したらなるべく早い段階で窓から1 m以内に入るということが大切です。

睡眠ホルモン「メラトニン」
https://mela-guide.com/

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