現代人の腸ストレスを解消する

現代人の腸はストレスまみれで緊張している

疲れている現代人の腸ストレスを優しくとる

腸をリラックスさせる習慣が大事 腸の緊張を解くにはスローテンポの音楽をゆったりした環境で聞く

ストレスは、何も心理的なものばかりではありません。たとえば気温の寒暖の差なども、私たちの体はストレスとして感じており、当然ながらこうしたストレスも腸には大きな影響を与えています。食べ過ぎ、飲み過ぎなども腸には大きなストレスです。最近は、夏の強すぎる冷房なども腸にストレスになります。

私たちが日常生活を送るうえで、ストレスを避けて通ることはできません。いかにしてストレスを受けずにすむかを考えるよりも、むしろたまったストレスを上手に解消し、リラックスした状態を保つこと、そして、そのために自分に合った方法を探すことのほうが現実的なのです。

ストレスを感じているのは脳

比較的手軽にできる音楽療法は、そのひとつといえるでしょう。音楽はさまざまな力を秘めています。たとえば、音楽を聴いているときの脳波には、心が落ち着いてリラックスしているときに出るアルファ波が出ていることがわかっています。心地よいと感じる音楽は、免疫力をアップし、代謝を活発にするのです。

では、何を聴くとストレス解消になるのでしょうか?。音楽療法には諸説あり、「ただ好きな音楽を聴く」だけでも効果があるとされていますが、腸をリラックスさせるためには、副交感神経優位にしてくれるような音楽がいいでしょう。適度なビートがあり、かつスローテンポで、親しみやすいメロディーを持つ音楽です。

たとえば、カフェなどのBGMとして流されるボサノヴァのようなタイプです。ちなみにスローテンポとは、私たちが本能的に心地よいと感じる1分間に60拍前後の、音楽用語でいうスローからミディアムテンポのこと。大人の脈拍が65~80くらいですから、脈拍よりも若干遅いテンポといったところでしょうか。

こうした条件を持つ、ゆったりとしたテンポの楽曲に合わせて、ゆっくり大きく深呼吸をしてみてください。そうすることで自然に心拍数が低下し、体は徐々にリラックスモードになっていくでしょう。

また、音楽は聴くだけでなく、歌うことも効果的な療法になります。コーラスやカラオケなどで大きな声を出して歌えば、呼吸機能を高め、血液の循環を促進させ、ストレスの発散にもなるでしょう。便秘の解消にも効果的ですので、過度の疲労やストレスなどによって交感神経が緊張を強いられたときには、ぜひ試してみてください。

リラックスできる音楽

よく不眠で悩む人に快眠用のCDなどがすすめられますが、これも副交感神経を優位にして快眠につなげる方法ですので腸ストレスも同様です。腸のストレスは普段あまり感じないけれど、夜、いまひとつよく眠れないという人は腸にもストレスがかかっています。

今までは便秘なんてしたことなかったのに最近は、3日も4日も出ないことがある…という人もストレス注意報がでています。

ページの先頭へ