現代人の腸ストレスを軽減するための朝の過ごし方

腸ストレスおを軽減するための朝の過ごし方

朝、目が覚めてすぐにべッドから飛び起きて、食事や外出の準備などテキパキと行動を始める人はほとんどいないでしょう。とくに気温が下がる真冬ともなれば、朝は本当につらい時間帯です。しかし、いつまでもダラダラとばかりもしていられません。活動する日中に向けて、脳も腸もシャキッと目が覚めてくれなければ困ります。

人間の脳には、まだこの寝ぼけた頭と体をシャキッと起こしてくれるメインスイッチがあります。脳幹網様体(のうかんもうようたい)と呼ばれる部分です。

この脳幹網様体が刺激を受けることで、脳全体が覚醒し、活発に活動するようになります。反対に刺激がなくなると、大脳新皮質と呼ばれる大脳の一部がリラックスすることで、私たちは眠くなるというわけです。

では、どのように脳幹網様体を刺激すればよいのでしょうか。この部位は全身からの刺激、たとえば光や音による刺激、味覚への刺激、皮膚や筋肉への刺激によって反応します。

もっと直接的に脳幹網様体を刺激する方法もあります。たとえば、お茶などに含まれるカフェインは、脳幹網様体へのよい刺激となります。寝覚めの水分補給をかねた朝食は、目覚めの飲み物としては理にかなっているるのです。朝食抜きは肝臓に悪影響
さらに、明るい光を目に入れると、その刺激は網膜や視神経を通して、脳幹網様体に伝えられます。また、噛むという行為も、頬の奥にある咬筋を使うことで刺激になります。朝食は、パンでもご飯でも固形物を、しつかり噛むことを意識して食べるのが、体の目覚めには効果的だといえます。

朝食としておすすめしたいメニューは、「タマネギ、キャベツ、ニンジンのコンソメスープ」です。毎朝食べられるように作り置きしておき、食べるときにスープ皿1杯分を温めて、最後にオリーブオイルを大さじ1杯加えるのがポイントです。スープの具をよく噛んで食べることで脳幹網様体への刺激となりますし、オリーブオイルの保温効果によって、冬の寒い朝にも体を芯から温めてくれるはずです。また、単純に胃に食べ物が入ることで胃・結腸反射が起こり、さらに直腸反射が促され、排便へとつながります。これで朝から腸ストレスを取り除き、スッキリとしたお腹で活動できる、というわけです。

腸ストレスから自分の腸を守るために効果的なエキストラバージンオリーブオイル

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