目のトラブルは気づきにくい
正しいメガネとコンタクトレンズ
メガネ選びの際のポイント
眼鏡をつくる際に注意したいのは、レンズの種類、フレームの選び方、正しいフィッティングという3つのポイントです。まず、レンズの種類についてみていきましょう。
眼鏡のレンズには「ガラスレンズ」と「プラスチックレンズ」の2種類があります。ガラスレンズに対しては、重く割れやすいというマイナスイメージをもつ人が多いようですが、いくつものメリットをもっています。屈折率が高いということは、同じ度のプスチックレンズと比べた場合、ガラスレンズのほうが薄くつくれるということです。
一方のプラスチックレンズは確かに軽く割れにくいのですが、傷がつきやすいというデメリットがあります。屈折率もガラスに劣るため、度の強いレンズはどうしても厚めに仕上がってしまいます。
また、好きな色に染色できる点は、ガラスレンズにはないメリットです。次にレンズの焦点についてです。近視や遠視だけを矯正する「単焦点レンズ」に対し、老眼を合わせて矯正するには「多焦点レンズ」という一枚のレンズ上に屈折率の達う部分が2 つ以上あるものが使われます。最近は、連用・中間用・近用の境目のない「累進多焦点」タイプのレンズが好まれるようですが、このタイプは、レンズの周辺部を通した像に歪みがかなり出るので、慣れるまでは多少の不快感があります。
なお、老眼鏡を購入する場合も、通常の眼鏡をつくる場合と注意点は同様です。必ず眼科での検査をしたうえで、ライフスタイルに合ったものをつくるようにしてください。