パソコンから目を守る

「正しい」眼鏡とコンタクトレンズパソコンから目を守る

最近は、どうしても欠かせないパソコンが目には大きな負担になっている

最近は、家庭でも職場でもパソコンを使う場面が増えているのにパソコン利用者の目の健康管理についてはまだまだ十分ではありません。ドライアイや眼精疲労、視力低下など、さまぎまな問題が多発している割に、モニターが目にどのような影響を与えるのか、どのような作業環境が必要なのかなど、基本的なことを理解している人は少ないようです。

モニター上の文字を長時間にわたって追っていると目の疲れ、かすみ、痛みがあらわれやすくなるということは、多くの人が体験しています。これは、モニターの仕組みが目にとっては、刺激が強すぎるためです。

パソコンなどのモニター上では、たくさんの小さな点が密集してひとつの文字の形や画像を構成しています。 私たちの目には静止画像として見えますが、この小さな点は1秒間に数十回という速さで点滅しています。モニターを見ている間中、網膜の視細胞はこの光の刺激を受け統けなければならないというわけです。強い刺激に反応し続ければ、当然、視細胞や視神経は疲れきってしまい、同時に脳の疲労も引き起こします。モニターを見ること自体、目やその周辺に計り知れないほど大きな負担をかけることになるのです。

パソコン使用時の環境を改善する

パソコンがいかに目に負担をかけるかおわかりいただけたでしょおうか?そう簡単にパソコンの使用をやめられない以上、目の負担を少しでもやわらげ、悪影響を減らすための、作業環境を工夫することが大切です。

まず、モニターの表示の刺激をやわらげるよう調整してみましょう。そして小さすぎる文字を表示するのは避け、文字色と背景色のコントラストも、暗くならない程度に下げるようにしましょう。コントラストの強すぎるものを見ることは大きな負担となります。モニター上の調整ができたら、周囲の風景や照明が映り込まないように置く位置を調整しおきましょう。

位置を変えられない場合には、窓にブラインドやカーテンをつけたり、覆いをつけるなどの工夫をしてください。また室内照明の理想的な明るさの範囲は、100~500ルクスといわれています。ワンルーム程度のスペースでは、40Wの蛍光灯1 本分か、60Wの白熱灯3個分が、目に最適とされる300ルクスの明るさになります。ただし、細かい作業や長時間の読書をするときには、これよりやや明るめのほうが目が疲れません。

このほか乾きを防ぐため、室内の湿度が低すぎないかどうかも確認しておきましょう。人間が快適と感じるのは、室温18~20度、湿度50%程度です。また、目に刺激を与える空気の汚れを抑えるために、適度な換気を忘れないことも大切です。

目の休め方も

作業環境を整えたら次は作業時の姿勢と目の使い方、休め方です。まず、作業時の姿勢が正しいかどうか、一度確めてみましょう。パソコン利用者に多くみられる眼精疲労は、疲れ目や視力低下のほかに首・肩・腕のこりや痛みといった慢性的な症状を併発することが多い病気です。どちらも姿勢の崩れが深く関わっています。

これを防ぐためには、モニターと目の間を50cm以上離すこと、そして書類を見ながらタイピングする場合には、モニターから目までの距離と、書類から目までの距離をほぼ同じにすることがポイントです。至近距離のものを凝視するだけでも、毛様体が緊張し続けて目が疲れやすくなりますが、さらに至近距離内で、いくつかの対象に頻繁に焦点を合わせかえる動きは、眼球を動かす筋肉の疲労も促すので、さらに疲れが深刻になります。

また、いったん作業を始めるとかなり長時間かかりっきりになることが多いと思いますが、目の健康を考えると、1時間の連続作業につき15分程度の休養が必要です。というのも、近くの明るい画面を見るために緊張した毛様体や、縮んだ瞳孔をもとにもどすのに、短くても15分はかかるからです。オフィスで上手に目を休ませるには、パソコン作業の合間に、パソコン以外の作業をできるだけこまめにはさみ込んだり、窓の外など少し遠くを眺めるようにして、目に疲労をためないようなリズムをつくりましょう。

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