疲れ目を解消する休息法
「疲れ目を解消する休息法
疲れた目を休める
温冷効果で目の疲れをとる方法
目の疲れが引き起こすさまざまな不快な症状は、もとをたどれば眼球を動かす筋肉や毛様体に起こる一種の筋肉痛です。使いすぎによって、筋肉が緊張してこり固まってしまうという点では、肩こりにも非常によく似ています。
症状がはっきりしないため、放置されがちな疲れ目ですが、放っておけば目の病気を引き起こしかねないため、なるべく症状が軽いうちに解消していくことが大切です。そのためにいちばん有効な方法は、単純ですが「目を休ませる」ことです。これが一番効果的です。
また、手軽に疲れを解消するには、目の筋肉の血行をよくするのもひとつの手です。というのも、こりや筋肉痛は、筋肉の血行不良が原因となっているからです。血行がスムーズになれば、筋肉中にたまった疲労物質（疲れの副産物）を押し流すことができますし、酸素や栄養を十分に補給することもできます。
具体的には、目に冷やしたタオルや蒸しタオルをあて、刺激を与える方法がいちばん簡単です。また、入浴時に閉じた目にシャワーをあてるのも同じような効果が得られます。ただし、目に痛みがあるときには炎症を起こしている可能性があるので、温めずに冷やすことが必要になります。
疲れ目に効果的なルティンなども休息の後に摂るようにするとさらに効果的です。
疲れ目をほぐすマッサージ
家庭やオフィスでちょっとした時間にできるマッサージやツボの押し方を紹介しましょう。ここで取り上げたものは目のまわりの筋肉を押したり動かすことによって、緊張をときほぐすもので、疲れ目を解消すると同時に、疲れにくい目にする効果があります。
- まず手でこすりあわせて暖めたら指で目の周りの骨を押していく。特にいたいところがあるのでそこを押すときにはゆっくり息を吐く。
- 目の前にひろをだし、手のひらを近づけたり、離したり左右に動かしたりする目は手のひらの中心を追うようにする。
目の疲れをとるためには十分な睡眠
疲れ目というと目だけに起きている症状のように思いますが、全身の疲労や精神的ストレスの影響も無視できません。疲れ目を解消したいのであれば、十分にと全身を休養させることが必要になります。
疲れ目を訴える人をみていると、目の酷使のほかに生活が不規則になりがちな点も共通しています。年々、日本人の睡眠時間は短くなる傾向にあり、深夜もテレビやゲーム、パソコンに向かっている人も多いのですが、こうした生活習慣がしつこい疲れ目を含む全身の慢性疲労の原因となるのです。
では、目の健康を保つための睡眠スタイルとはどのようなものなのかをみていきましょう。まず、当たり前のようですが、睡眠時間をしっかりと確保することが第一です。人間のからだの機能は、ほぼ24時間周期でプログラミングされていて、深夜から明け方にかけては活動ふとんを休止するようにできています。
このため、遅くとも午前0時頃には布団に入り、決めた起床時間に起きるようにしたほうが、からだの生理的なリズムを崩しません。
また、1日の疲れから神経が興奮して、なかなか寝つけない人も多いかと思います。そのような場合は、入浴して血行をよくする、軽い体操などで筋肉をほぐす、リラクゼーション効果のある音楽や香りで心身の緊張を解くなどの方法を試してみましょう。タバコやアルコール、刺激の強い食品は、睡眠を妨げることがあるので、夜は控えめにしてください。
