仕事人間 免疫力アップの生活習慣

脳にも体にもいい刺激になる

日本人に多い仕事人間タイプ

四六時中仕事の事が気になる

もっとアクティブになろう

外部からいろいろと刺激を受けると同時に、何かに「熱中」するということも、免疫力を高める生活には重要です。

よく出歩く人が免疫力が高いのはこういったことが影響しています。

人間は、ちょっとしたことにも落ち込んだり、やる気がそがれたりすることもあります。どんなに明るく前向きな人でも、24時間、365日、ハイテンションで闘い続けられる人はいないでしょう。時には、意欲を失って立ち止まってしまうこともあるかもしれません。

そういうときに、寝食を忘れて打ち込めるものを持っている人は強い。熱中できるものとは、夢中になれる趣味がある、ということでいいのです。

プロスキーヤーの故三浦敬三さんは、99歳でモンブランの氷河を滑走し、100歳のとき、息子の雄一郎さんら親子孫ひ孫の4 世代でアメリカのソルトレイクシティでの滑走をして、102歳を目前に亡くなりました。101歳で入院するまでずっと、両足にそれぞれ1kgずつの重りをつけて4kgのリュックを背負って歩くなど、厳しい鍛錬を続け、スキーを続けたいという情熱を燃やし、熱中し続けたのです。

2011年10月に10歳になられた聖路加国際病院理事長の日野原重明先生も、ずっと元気に全国を飛び回って講演をされています。

何十年も仕事一筋で生きてきた人が、定年を迎えてリタイヤした途端、人が変わったように活力をなくしていくケースをよく見かけます。むしろ仕事は適当にこなし、遊んで暮らしていた人のほうがいつまでも元気です。

若い頃は誰でも、ある程度NK細胞が活性化されていますが、60歳頃から活性が落ちていきます。そんなときに、家にこもって出歩くこともなく、熱中できる趣味もなければ、免疫力はどんどん落ちていくのです。

ますます病気になったり、がん細胞がつくられてきたりします。_仕事という夢中になっていたものを手放した人は要注意。リタイヤしたら、悠々自適にのんびり過ごそうなどと考えてはいけません。病気にならないためにも、健康ではつらつと長寿を謳歌するためにも、新しく夢中になれるものを見つけてください。

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