免疫力アップの生活習慣

現代人は免疫力の低下が目立つ

生活習慣を変えることで免疫力アップにつなげる

生活習慣を見直す

「笑い」は免疫力アップにとても大事

自分の免疫力が落ちているなぁ~と感じることは増えていると思います。なかなか風邪が治らない、けがの回復に時間がかかる、などでしょうか?疲れやすい、だるい、なども含まれる症状のひとつです。

忙しい生活の中でもおもいっきりわらっていますか?

どのような人は免疫力が高く、どのような生活習慣で免疫力を高めることができるのでしょうか。このあたりにヒントがありそうです。

たとえば、日本人の10人に2人くらいの割合で、NK細胞の働き(NK活性)が低い人がいます。生まれつき低い人だけでなく、不規則な睡眠時間で生活リズムを崩しやすい人、精神的・肉体的にストレスを抱えている人、そして高齢者などです。

このような人は、生活習慣を要チェックです。この事では、ちょっとした生活習慣で免疫力を上げるコツを、免疫学(専門的)の視点から紹介していきます。

笑うことで、自律神経がみるみる安定する

笑うことで、自律神経がみるみる安定する意図的にNK細胞を活性化させ、免疫力を高めるいい方法があります。それは、「笑う」こと。

NK細胞はストレスに弱いという話をしましたが、逆にストレスを受け流して積極的に笑うことが、NK活性を高めるのです。

こんな実験があります。70歳代だった故・丹波哲郎さんのNK活性を測定する機会がありました。年齢的にNK活性がかなり低かった丹波さんをゲラゲラ笑わせて調べたところ、NK活性が10倍にも上がりました。また、テレビ番組でも、NK活性の低い芸能人を呼び、吉本興業の若手芸人の話に大いに笑ってもらったところ、NK活性がぐんと上がりました。

真面目な方は、お笑い芸人の話なんかくだらなくて笑えない、と思うかもしれません。しかし、その生臭面目さが、NK細胞の元気をなくし、病気へと向かわせていることに気づきましょう。

笑いのネタは何でもいいです。お笑い番組を観る、コメディー映画を観る、落語を聞く、ジョーク集を読む、ダジャレを言い合うなどゲラゲラ大笑いするほど効果的ですが、クスッと笑うことでも効果が認められます。

アメリカでは1982年に医師や心理学者を中心に「笑い療法学会」が発足し、笑いの効用について研究した結果、次のような事実が発表されました。

  1. 笑うと心身がリラックスして、自律神経が安定する。
  2. エンドルフィンという快楽物質が分泌されて、痛みの感覚を抑える。
  3. 情動を司る右脳が刺激されるので、激務やストレスで左脳を酷使しがちな人がリラックスできる。

面白いから笑うだけでなく、笑うから面白くなる、ということもあります。つくり笑いなんかで効果はないと思わないこと。壁に向かって2時間笑顔をつくつてもNK活性が高まることがわかっています。笑顔をつくれば、その筋肉の動きが脳を刺激し、脳からまた「今、楽しいぞ」「面白いぞ」という情報が全身に流れるのです。

NK活性の高い免疫力があれば、風邪もひきにくく、ウィルスにも感染しにくくなります。つまり笑顔を絶やさない人は、病気になりにくいということです。

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