耳を温めることで改善する症状とその方法

耳を温めて不快症状を軽減・改善する

毎年健康診断でも血圧が高く「注意」されていた

私は血圧が高く、長年、健康診断のたびに注意を受けてきました。2~3年前から降圧剤(血圧を下げる薬)を服用することになり、毎朝ブロプレスを1錠飲んでいます。

現在は、朝、薬を飲む前は最大血圧が150~160mmHG、最小血圧が90mmHG前後(正常値は、最大血圧が140mmHG以下、最小血圧が90mmHG以下)。薬が効いている日中は最大血圧が120mmHGくらいに下がります。ただし、私はいわゆる白衣高血圧で、病院など家の外で血圧を測ると、普段よりも高い数値が出ます。今年5月に受けた健康診断でも、上が168mHg、下が98mmHGと要注意の数値でした。

今年の10月、ある先生の講習会で「耳カイロ」のやり方を教わりました。耳に使い捨てカイロを当てて温めるという、とても簡単な方法です。10分間、耳カイロを行い、その前後に血圧を測定したところ、最大血圧が150mmHGから138mmHGに、最小血圧が98mmHGから75mmHGに、その場で見事に下がったのです。これには驚きました。

以後、きちんと効果を確かめたいと思い、毎朝、薬を飲む前に耳カイロを実行して、その前後で血圧を記録しています。まだ始めて2週間ほどしかたっておらず、データとしては不十分ですが、耳カイロをした後は最大血圧が5~10mmHGくらい下がる傾向があるようです。その日の体調によって血圧にバラつきがあり、疲れている日や体調の悪い日は血圧が高めに出ます。

ただ、「もしかしたらこれは耳カイロの効果かもしれない」と思うことが1つあります。それは、血圧が高い朝に起こる高血圧性の頭痛が、耳カイロを始めてからはあまり起こらなくなったことです。正しい耳カイロのやり方をもう一度教わって、効果的な方法を自分でも模索しながら、今後もしばらく血圧のデータを取り続けていきたいと考えています。

血圧を下げたいのなら耳の付け根を温める

耳の後ろの付け根に、血圧を 調整するツボがあります。そこ で高血圧の改善を目的に耳カイ ロを使用するときは、耳の後ろ側に ぐるりと輪ゴムを巻くようにし て使い捨てカイロを留めると、 耳ツボ刺激との相乗効果で、よ り血圧が下がりやすくなると考 えられます。

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