首を温めることで高い血圧も下げることができる

首を温めて不快症状を軽減・改善する

首を温めて不快症状を軽減・改善する

心筋梗塞後の冷えが解消した

50代後半から、片頭痛に悩まされるようになってしまいました。そこで、内科で診てもらったところ、最大血圧が160mmHGもあり、高血圧と診断されました。当初は薬を飲まず、塩分を減らすなどして食事療法で治すつもりでした。ところが、心筋梗塞を発症心臓に栄養と酸素を送っている血管である、冠動脈を広げるための手術をしてからは、血圧を下げる薬に頼らざるを得なくなりました。

ただ、薬を飲んでも血圧は高めで、片頭痛も治りませんでした。再び心筋梗塞に見舞われました。血圧が200mmHGまで上がることがあったので、これが引き金になったのでしょう。

血圧が安定したのは、4週間の入院を終え、2週間ほど経過してからでした。 自宅では首を温めるようアドバイスされたので、セルフケアも並行して行いました。

ホット用のペットボトルに、50~60℃ のお湯を入れ、首の後ろを押すように当てます。首を温めると全身も温まり、気分がホッとします。ときどき忘れることもありましたが、首を温め続けたところ、しばらくして血圧は130~140mmHGで安定するようになりました。

血圧が下がっただけでもありがたいのですが、ほかにもうれしいことがありました。特に助かったのは、不眠が治ったことです。2度日の心筋梗塞の後から寝付きが悪くなったり、夜中に目が覚めたりして、熟睡できなくなっていました。それが、首を温めるようになってからは朝まで目が覚めず、ぐっすり眠ることができます。長年続いていた片頭痛は、ほ とんど気にならなくなるまで軽くなりました。また、ここ数年、悩まされてきたひざ痛と腰痛は、ぴたりと起こらなくなりました。

副交感神経が優位になりほかの症状も改善

二度も心筋梗塞を起こした背景には、脳幹の機能低下に伴う、交感神経の慢性的な緊張があったものと思われます。首を温めると交感神経の緊張が抑えられ、副交感神経が優位になり血流がよくなります。その結果、血圧が安定するとともに、片頭痛をはじめとするさまざまな痛みが治まり、精神的にリラックスして、不眠症も解消しました。このケアを続けることで、今後も健康を保つことができるでしょう。

自律神経

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