お腹・腰を温めると便秘が解消

お腹・腰を温めると便秘が解消

体の不調はまず腸にあらわれる

私が「腸」に着目したのは、30年以上も前のことです。体になんらかの不調がある人は、必ずおなかが冷えていたり、コチコチに硬くなっていたりすることに気付いたからです。

出ている症状は、頭痛や腰痛、肩こりなど、人によってさまざまですが、おなかはみな冷えて硬くなっています。しかも、慢性疾患を抱えている人ほど、おなかはこり固まり、冷え切っていました。これに気付いてから、私はお なかの硬くなっているこりを、丁寧にゆるめ、ほぐす施術を、必ず行うようにしました。

すると、おなかが柔らかくなるに従って、不調がみな和らいでいったのです。しかも、全身の筋肉がゆるんだ状態になり、骨格矯正などの施術が行いやすくなっていました。

その後、研究と経験を重ね、 から全身の不調を改善する「腸整体」を考案したのです。 私は、全身の不調は腸に表れると考えています。腸に表れた冷えやこりなどの反応を解消することで、全身の不調を改善するのが、腸整体です。

腸には、人間の健康を左右するほど大きな働きがあります。消化・吸収器官である腸は、その一方で免疫(病気に抵抗する働き)器官としても大きな役割を担っているのです。腸には「腸管免疫」という、口から入ってきた病原菌を撃退するための機能があり、実に全身の60%以上もの免疫細胞 が腸に集まっています。ですから、腸が健康になれば、人間が本来持っている、不調を自らの力で治す免疫力が高まると考えられるのです。私の今までの施術の経験でも、長寿で健康を維持している人のおなかは、みな温かく、適度な弾力がありました。これは、腸が健康で、免疫力が正常に働いている証でしょう。

また、腸整体では、自律神経のうちの副交感神経も、適度に刺激できます。体の機能を調整する自律神経には、緊張と興奮状態を招く交感神経と、緊張をゆるめて休息を招く副交感神経があります。副交感神経は、内臓機能をつかさどる迷走神経と深い関係があります。

おなかをタテに走る腹直筋は、交感神経が優位になると緊張します。腸整体でこの腹直筋の緊張をゆるめると、迷走神経が刺激され、副交感神経が優位になると考えられます。 副交感神経が優位になれば、血管が拡張して、血行がよくなります。これにより、ひざ痛や腰痛、肩こり、頭痛、胃痛など、全身の痛みやこりの競和が期待できるのです。

骨盤が整って姿勢もよくなる

今回は、腸整体の中から、特に日々の健康の維持に役立つ「腸さすり」をご縮介します。 朝と晩の1日に2回、この腸さすりを行えば、腸から体が健康になるはずです。腸さすりはあおむけに寝た姿勢で行うため、朝、日覚めたときと、眠る前に寝床で行うのを日課としてみてはいかがでしょうか。人によって差はありますが、 ひざ痛、股関節痛、腰痛、肩こりなどの痛みやこり、気持ちの落ち込み程度であれば、1ヶ月ほどでなんらかの変化を実感するはずです。 また、腸さすりを習慣にすると骨盤が整うため、姿勢がよくなります。ポイントは、「手の温もりを感じながら、ごく軽い力で、できるだけ優しくさする」ことです。

赤ちゃんをなでるぐらいの軽い力で優しく行ったほうが、手の熱が腸にじんわりと届き、腸が温まってほぐれやすくなります。この程度の刺激であれば、どなたが行っても問題はありません。自分の腸をいたわるつもりで、「今日はお疲れさまでした」「いつもご苦労さま」といった思いを込めて優しくさすれば、腸はよりほぐれ、気持ちもリラックスするでしょう。日々の養生法として、ぜひ腸さすりをお試しください。

便秘・下痢はトクホのイサゴールですっきり

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